50代になると、
「どこから家計を見直せばいいのかわからない」
と感じる人は少なくありません。
そこでおすすめなのが、固定費を優先順位で見直すことです。
全部を一気に変える必要はありません。
固定費見直しは「金額が大きい順」が基本
固定費は、
金額が大きいものほど効果が出やすいのが特徴です。
まずは「影響が大きく、見直しやすいもの」から手をつけましょう。
第1位:通信費(スマホ・ネット)
50代でもっとも見直し効果が出やすいのが通信費です。
・大手キャリアのまま高額プラン
・家族割が不要になっている
・データ容量が余っている
これらに当てはまる場合、
月5,000円以上下がることも珍しくありません。
一度プランを見直すだけで、効果がずっと続きます。
第2位:保険料
50代は、保険の「入りっぱなし」が多い年代です。
・若い頃の保障内容のまま
・子ども向け保障が残っている
・内容を把握していない保険がある
保障を減らす=危険、ではありません。
今の生活に合った形に整えることが大切です。
第3位:サブスク・定額サービス
月々は少額でも、積み重なると意外に大きいのがサブスクです。
・動画配信
・音楽サービス
・使っていないアプリ課金
「最近使っていないもの」を整理するだけでも、
家計と気持ちがすっきりします。
第4位:車の維持費
50代以降は、車の使い方も変わりやすい時期です。
・ほとんど乗っていない
・保険が過剰
・2台持ちの必要がない
車は維持費が高いため、
見直せると家計への影響は大きくなります。
第5位:住居関連費
家賃・住宅ローン・管理費なども固定費の代表です。
すぐに変えにくい項目ですが、
・借り換え
・保険の見直し
・不要なオプション解約
など、小さな調整でも効果はあります。
見直しは「全部やらなくていい」
固定費見直しで大切なのは、
完璧を目指さないことです。
・気になるもの1つ
・一番金額が大きいもの
・調べやすいもの
この中から1つ選ぶだけで十分です。
固定費が整うと将来が見えやすくなる
固定費を下げると、
・毎月必要なお金
・最低限の生活費
・老後に必要な目安
が見えてきます。
不安の正体が分かることで、
「何をすればいいか」がはっきりしてきます。
まとめ
50代の家計改善は、
固定費の優先順位を知ることから始まります。
我慢する節約ではなく、
一度整えて長く楽になる選択をしていきましょう。
次の記事では、
固定費を見直すときに失敗しやすいポイント を解説します。


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