楽しいはずなのに満たされない理由
「せっかく趣味を始めたのに、なぜか心が満たされない・・・」
「楽しいはずなのに、終わったあとに虚しさが残る・・・」
50代になると、こうした感覚を抱く人が少なくありません。
それは決して珍しいことではなく、多くの人が経験する自然な心の変化です。
期待と現実のズレが生まれやすい年代
趣味を始めるとき、人は無意識のうちに期待を抱きます。
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気分が明るくなるはず
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毎日が充実するはず
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不安や孤独が和らぐはず
ところが実際には、趣味をしている時間は楽しくても終わった瞬間に現実に戻される感覚があります。
この 期待と現実の差 が虚しさとして表れやすいのが50代です。
「何かを埋めよう」としていると虚しくなりやすい
50代は人生の節目が重なる時期です。
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子どもの独立
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仕事の役割の変化
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将来や老後への意識
こうした変化の中で「何か足りない」「このままでいいのだろうか?」という気持ちが心の奥に生まれます。
その状態で趣味を始めると無意識に 心の空白を埋める役割 を期待してしまいます。
しかし、趣味は「埋めるもの」ではなく「寄り添うもの」。
役割を背負わせすぎると満たされなさが残りやすくなります。
若い頃と同じ満足感を求めてしまう
若い頃の趣味は
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成長が実感できた
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周囲から評価された
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仲間と盛り上がれた
といった外側の刺激が多くありました。
一方、50代の趣味は刺激が穏やかになり変化もゆっくりです。
それなのに「昔と同じように楽しいはず」
と無意識に比べてしまうと物足りなさを感じやすくなります。
これは衰えではなく楽しみ方の軸が変わっているサイン です。
虚しさは「立ち止まって考えている証拠」
趣味のあとに感じる虚しさは「何も感じなくなった」のではありません。
むしろ、
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今の生き方
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時間の使い方
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これからの人生
を、心が静かに問いかけている状態です。
忙しさに流されていたら、こうした感覚すら生まれません。
虚しさは心がちゃんと動いている証拠とも言えます。
虚しさを消そうとしなくていい
虚しさを感じると
「もっと趣味を増やそう!」
「何か新しいことを始めなきゃ」
と焦りがちです。
ですが、無理に埋めようとするほど心は落ち着きません。
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楽しかったかどうか?
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少しでも気が休んだか?
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嫌ではなかったか?
それくらいの基準で十分です。
まとめ
50代で趣味を始めたのに虚しく感じるのは、心が弱くなったからでも感情が鈍くなったからでもありません。
人生の次の段階に入る中で楽しみ方が変わり始めているだけです。
虚しさを否定せず「今はそう感じている」と受け止めること。
そこから、50代らしい趣味との付き合い方が少しずつ見えてきます。


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